スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リアル脱出ゲーム『夜の魔王城からの脱出』に行ってきた。

初めてリアル脱出ゲームに行ってきた。

「リアル脱出ゲーム」とは、ある限られた空間の中で提示される様々な謎を解き、
制限時間以内にゲームクリアを目指す体験型イベントだ。
全国で開催されていてチケットが発売されると速いスピードで売り切れるらしい。
私が今回行ったイベントの参加者は約950人ぐらいだったのだが、
これぐらいの人数が毎公演参加しているようだ。
以前から評判はネット上で目にしていて興味はあった。
そんな時に知り合いに誘われたので、初参加。

『夜の魔王城の脱出』はRPGのような世界観設定の脱出ゲームだ。
闇に包まれた魔王城に迷い込んでしまった主人公は、
かつて封印された魔王が再び復活してしまうその時までに城から脱出しなければならない。
この主人公というのが参加者自身であり、
「闇に包まれた魔王城」とは夜の遊園地である。
ゲームの参加者は実際に夜の遊園地を歩き回りながら、その中で用意された謎を解いていく。
謎を解いていくことでシナリオは進んでいき、最終的なゴールを目指す。

いたるところに謎が用意されているので、ゲーム中は園内全体を歩き回るように設定されている。
ゲームの世界観がRPGのようなので、まるでダンジョンやフィールドだ。
これが、割と疲れる。謎を解く為にあっちに行ったりこっちに行ったり……。
『風来のシレン』シリーズや『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』シリーズというゲームで
主人公が行動していく内に空腹になっていくという要素があるのだが、
それを体験出来るといっていい。
おかげでゲーム終わった後のビールと焼き鳥は美味かった……。

で、このリアル脱出ゲーム。形式上、絶対にネタバレ禁止だ。
どういうクイズが出たのか、それをどうやって解決したのか、
どんなストーリーが待ち受けていたのか。それらは絶対に明かしてはいけない。
ゲームの開始前にSNSにも書かないでくださいとも注意喚起される。
それで守ってる人が結構多いみたいなので、今の時代に大多数が参加するイベントで
閉鎖性が保たれてるのは良い。ここでも書きませんのであしからず。

物語の展開に合わせてこれから起こる事件を解く為の要素が並べられていき、
作中の登場人物同様に読者も推理可能となるのがミステリ小説の基本、
と考えているのだが(クオリティが高いのであれば必ずしもそれを守らなくても、とは思いつつ)、
このリアル脱出ゲームはその基本に忠実なのではなかろうかと思った。
脱出する為に必要な答えを推理する要素がどんどん提示されていくし。
その為に色々なことに対して怪しむ目を持つので結果的に若干疑心暗鬼気味になるけども、
それもまたミステリ作品の登場人物になったような感じで、気分は探偵だ。
制限時間終了後のゲーム解説で正解が提示される度に会場がドドっと沸くのは、
ミステリ漫画で金田一少年や眠りの小五郎がトリックを説明して
登場人物が「なっ!?」と驚く流れと似ている。

探偵といえば脱出が目的というよりも本当に事件解決がメインのイベントもあるようで、
そっちは本当に探偵気分でゲームに参加出来るらしい。
こういうイベントが『名探偵コナン』とコラボするというニュースを時々目にするが、
そういう取り組みをするのも分かるなぁと今回参加して感じた。

ということで、初体験のゲームは非常に良い時間でした。
脳みそと身体の両方を使うので疲れますが、その後の食事はべらぼうに美味いですよ。
ちなみに今回の私は「なっ!?」を言う側でした。
時間に追われて肉体的に疲れた状態で推理するの、本当スゴイ。
江戸川コナン君は普段の事件では頭と身体をバランス良く使い、
映画では身体能力にパラメータを全振りしているんだろうなぁと思いました。
興味のある方は是非どうぞ。
スポンサーサイト

対決映画ベストテン!

男の魂に火をつけろ!」さんが行なっている毎年春と冬に行っている映画ベストテン企画。
今年も投票が始まったので参加することにしました。
今回は『対決映画ベストテン』。

誰かと誰かが正面対決する映画は数多くありますが、
今回難しいなと思いつつ面白いなぁと思ったのは、
作品のタイトルに対決する両者の名前が入っていなければならないという条件。
「対決といえばデニーロとアル・パチーノの『ヒート』だ!」と思っても、
2人の役名がタイトルに入ってないから投票することは出来ません。
なのでかなり悩み、結果的にジャンル的に偏って形になりました。
でも好きな作品ばかりなので、良いです。

1.県警対組織暴力
(1975年 深作欣二監督 菅原文太、松方弘樹主演)

2.クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望
(1995年 本郷みつる監督 矢島晶子主演)

3.フレディVSジェイソン
(2003年 ロニー・ユー監督 ロバート・イングランド主演)

4.ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!
(1997年 米谷良知監督 佐藤正治、一龍斎貞友主演)

5.クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
(1993年 本郷みつる監督 矢島晶子主演)

6.ルパン三世 ルパンVS複製人間
(1978年 吉川惣司監督 山田康雄主演)

7.貞子VS伽耶子
(2016年 白石晃士監督 山本美月、玉城ティナ主演)

8.海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
(2012年 中澤祥次郎監督 小澤亮太、大葉健二主演)

9.バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生
(2016年 ザック・スナイダー監督 ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル主演)

10.平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
(2014年 柴﨑貴行監督 佐野岳主演)


1を観たのは昨年なのだが、強烈に印象に残った1本なのでこの位置に。
キレる導火線がどこなのか分からない2人が仲良くしてる前半、
色んな事情が絡み合って関係が拗れ、対立していく後半と対決のお膳立てはバッチリ。
と同時に哀愁も感じさせる。『十三人の刺客』で松方弘樹さん凄い! と思ったけど、
若い頃はもっと凄かったことを痛感させられる。菅原文太さんも素晴らしいです。

一応戦う2人の名前が入っているし対決モノだよなぁと思い、2もランクに入れました。
妙に凝ったSF描写やタイムスリップした時代の描写もさることながら、
やっぱり殺陣の迫力が素晴らしい。
クライマックスは伏線はあったものの今までの展開が嘘のような度肝抜かれる規格外の対決。
ヒーローとロボットがぶつかり合うクレしん映画はロマンの塊である。

3は昔テレビで吹替え版が放送されていたのを観て、強烈に記憶に残った1作。
そもそも宣伝として流れてたTVCMでも怖くて、実際観ても怖かった。
素晴らしいのはタイトルだけでなくちゃんと対決しちゃうこと。サービス満点。
青野武さんの吹き替えによるフレディは最高です。

4は両者っていうか集団対一の戦いなんだけど、好きなのでこれも入れます。
戦う相手はこの映画だけのドラえもんなのでプレミア感もありつつ、
強敵として演出されてるのも良い。

5はクレしん2作目。こっちも好きなのでどうしても入れたくて、入れました。
敵が馬鹿馬鹿しいけどかなり追い詰められた状況から
次々と戦いが行われるのが良いし、
表題の戦いがコミカル且つハードに描かれるから興奮待ったなし。
ハイグレ大魔王は野沢那智さんが声を担当。
良い悪役には良い役者が付くものなのでしょう。

6は対決モノであると同時にクローン技術に焦点を当てたSF映画としても秀逸な一作。
ルパン音頭がよく取り上げられるけど、
内容が結構ハードなので清涼剤になるんですよねぇあのエンディング。

7はまずタイトルのインパクトが強い。
そして監督の人選をちゃんとしたことで
真っ当に対決させることを描くのに成功した映画としても評価出来る。

8は、実はギャバンは観たことなくてゴーカイジャーしか観てなかったのですが、
ゴーカイジャーをメインにしつつレジェンドヒーローへのリスペクトを忘れずに
作られた作品として高評価。対決もちゃんとしてますよ。

9は正直タイトルに入っていないヒーローに
スポットを奪われてしまった感じがしなくもないけど、
圧倒的映像で対決を演出しているのは評価したい。

東映ヒーローの春映画といえば個人的にはお祭り上等&インパクトを
重視することが命だと思っているので、10のタイトルにあるように
「平成ライダー」「昭和ライダー」と公式が分類して戦わせるという企画は大歓迎だし、
対決の行方を投票で決定するという観客参加型な宣伝も嫌いではない。
なので入れました。


ということでアニメと特撮が多くなってしまいました。
それでも対決モノが多いゴジラシリーズは敢えて外しました。というか、
思い出深さと強烈さで選んでいったらこの10本になってしまった感じです。
特撮でいうなら平成ウルトラマンの映画も入れようと思ったのですが
タイトルにあるのは「&」だしなぁと思ったので悩み、今回は止めました。
誰かと誰かが戦うことを大々的に宣伝した映画はいつの時代も心を震えさせるのかもしれません。

以上、集計大変かと思いますが、よろしくお願いいたします!

連休の果てに『タクシードライバーの推理日誌』を見たという話。

三連休も今日で最終日だ。
来月は祝日はあっても連休は無く、それは5月までお預け。
毎月連休があったら良いのに、と考えてしまうのは子どもっぽい発想だろうか。

連休中は知人と映画を観たついでに食事をしたり、
ふと歌いたい衝動に駆られて
(要は発散したいという気持ちがあったのだろう)カラオケに行ったり……とにかく
自分のしたいことを気ままにやった。
頭の中の片隅には仕事のこともあるので時々それを引っ張り出しては休み明けは
どう動こうかと考えたりもしたけれど、基本的には遊ぶことを中心とした日々。

それから録画して溜まっていた2時間サスペンスを見て、
最後にやり残したことはないだろうかと考えた結果、
そういえばまたblogの更新をサボっていた気がすると思い、こうして記事を書いている。

しかし考えてみればブルーレイレコーダーには1日では
決して見終えることは不可能な録画したドラマや映画がまだあるし、
やれることを探せば埃のようにワンサカ出てくる。要はやる気があるのかどうか、に尽きる。
そしていま自分が最もやりたいと思えたのは、こうしてブログに記事を載せることだった。

そういえば昨日のテレビ朝日で『タクシードライバーの推理日誌32』が放送されていた。
先日お亡くなりになった渡瀬恒彦さんの追悼番組だ。
このドラマは「32」とあるように長年続いている2時間サスペンスドラマのシリーズで、
今回放送したのは以前作られたものだから、再放送である。
私がこのシリーズを見たのは今回が初めてだった。

渡瀬恒彦さんの出演作品はそんなに観ていなくて、
それでもこの方が主演を務めた『狂った野獣』『暴走パニック大激突』は大好きだ。
軽快な喋りの演技を見せたかと思えば、鋭い眼光をで物事を睨み、
自らの身体で危険などものともせずに目的の為に突っ走る。
時には突っ込んでいく、という表現が似合いそうなその姿は、
誰だって惚れてしまうような魅力があった。

『タクシードライバーの推理日誌32』でも、軽快な喋りは健在だった。
元刑事でいまはタクシーの運転手を務めている主人公。
どうやら毎回事件の関係者となる女性を客として乗せてしまうらしい。
そのせいで事件を捜査する刑事たちに付きまとわれる。
立場上は彼らの先輩だから、関係も良好のようだ。朗らかなやり取りに笑わせられる。
かと思えば女性に対しては優しくて紳士的な立ち振る舞いで接するし、
事件について調べる時に見せる真剣な眼差しには同じ人物とは思えないほどの強さがある。
渡瀬さんの魅力がこれでもかと詰まっていたドラマだなぁと思えた。
とはいっても今回のは第32弾な訳で、自分が視聴していない残りの回でもそういう魅力は
振り撒いているのだとは思うけれども。
あと長期シリーズらしく色々なお約束みたいな掛け合いが幾つもあって、
それが初見の自分にとってはとても新鮮でケラケラと笑ってしまった。
例え長年続いていたとしても初見の人が入り込みやすいのが、
長期シリーズの2時間サスペンスの良さなのかもしれない。

という訳で何も考えずに連休中の総まとめをしようと思ったら、
結局『タクシードライバーの推理日誌』の感想になってしまった。
というより、渡瀬恒彦さんに関する記事だ。
自分はこの方の出演作は後追いの人間だけれども、
それでももう現在この世にいないということに割と衝撃を受けているのかもしれない。
とりあえず先に挙げた主演作2本ともう1つの主演作『鉄と鉛』のDVDはamazonで
購入したので、届いたらそれを観ようと思う。
あと、BSで2時間サスペンスが放送していたら、
未視聴で興味の沸くドラマは出来る限り録画しようと考えている。
興味のある方は渡瀬さんが出演されたドラマや映画を是非どうぞ。

実写版『咲 -Saki-』を観たので、その感想。2017年初更新?

2017年もあっという間に3月を迎えた。
にも関わらず元来のさぼり癖が発作を起こし、
かなり長い間ブログの更新が滞っていた。
この記事を書くまでに色々劇場公開映画は観たというのに
仕事の忙しさを理由にして「明日書くか……」を繰り返し、
その明日がようやく来た。
「明日って今さ!」 
そんなことを叫んだ漫画もありましたと前置きはこのぐらいにして。

シネマート新宿にて『咲 -Saki-』鑑賞。
原作はヤングガンガンにて連載中の麻雀漫画。
麻雀に青春を賭けた女子高生たちが全国大会優勝を
目指す青春ストーリー……のはずである。
なぜそんな曖昧な表現になってしまうかというと、
私は原作やアニメにほぼノータッチだからだ。
「ほぼ」に留めたのは一応漫画の存在は知っていたし、
キャラクターの絵も目にしているから。
アニメ化するほどの人気はあるので、
インターネットをやっていれば1度はそのビジュアルを見た人も多いと思う。

この実写版『咲 -Saki-』、
まず先にTBSにて深夜帯でドラマが4話+特別編の計5話放送され、
今回公開された映画はそのドラマシリーズの決着となる。

実はそのドラマ版すら未見だった(だった、とした理由は後述する)。
じゃあなんで観に行ったの? と問われると、
第一の理由として自宅から行ける距離と時間に上映するのを知ったから。
第二は単純な興味本位。
そして第三の理由は、鑑賞した人の評判の良さをSNSで目にしたからである。
同日に『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』を鑑賞して
満足した気分だったので、仮にハズレだったとしてもまぁ良いか、
という気分で足を運んだ。

ところが、これが中々に楽しめたのである。
正直最初は原作重視と思しき少女達のビジュアルや
キャラクターに面食らったのも事実。
しかしそれに慣れさえすれば、
戦う競技が麻雀というだけで内実は王道の青春映画だった。

映画は、全国大会へ進出する県代表を決める為の予選大会の模様を描く。
主に焦点があたるのは四校。
うち一校がこの作品の主人公が在籍する学校だ。
この四校が予選を勝ち抜いて決勝まで駒を進め、
決勝で行われる団体戦の行方が見所となる。

団体戦と並行して描かれるのが、
各校の麻雀部の女子高生たちの戦う理由だ。
なぜ麻雀部に入ったのか?
なぜ大会で優勝したいのか?
誰の為に戦っているのか?
戦いの中で少女達はそれぞれ自分が負けられない理由を思い出し、
対戦相手に挑む。つまり全員が主役、群像劇になっているという訳だ。
そうした個人のドラマが光を強調した映像による美しい過去として
回想的に挿し込まれるので、私は1人1人を応援するような気持ちで観てしまった。

そんな彼女たちのドラマと戦いの果てに見えてくるのが、
全力で何かを楽しむことの大切さだ。
そういった爽やかな着地を見せてくれるという点でも、
本作は素敵な青春映画である。
私は麻雀の知識はかなり浅く、役すら覚えていないような人間だ。
しかしそんな私でも楽しめたのは、芯の通ったストーリーが展開されたからだろう。

先述したビジュアルやキャラクターは彼女たちが使う特殊能力と関係してくる。
それぞれが得意技を持っていて、その技を活かして勝とうとする。
思わぬ相手の一手やトラブルによって
それが封じられ苦戦を強いられるなど、
恐らくここは原作の物語展開があるからこそだとは思うが、
麻雀要素も飽きずに楽しめた。

演出的にも惹かれる部分が多く、
特に仲間同士が手を握る・拳を作るといった友情描写が良い。
ちなみに本作には男子はほぼ登場しない。女子の友情というやつですね。
萌えと燃えが同居していて印象的。

役者陣も主演的な立ち位置の浜辺美波さんを筆頭に良かった。
所謂ラスボスとなるキャラクターを子役が演じていてびっくりしたのだが、
『貞子vs伽椰子』で印象的な霊媒師「珠緒」を
演じていた子だと知って更に驚いた。
だからという訳でもなく、大敵としての表現としてホラー映画のような
演出が為されていたのだが、ここも中々に良かった。
監督の小沼雄一さんは青春映画やホラー映画、
更には麻雀のVシネと幅広く作品を監督されているようで、
今までのキャリアが活きたシリーズだったのかな、と思った。

という訳で映画版を楽しんでしまったのだが、
その後にamazonプライムにて深夜帯に放送していた
ドラマが見放題になっていることを知り、早速視聴。
映画→ドラマシリーズという逆の流れで鑑賞した
(だからさっき未見だったと書いたのである)。

このドラマシリーズは浜辺美波演じる「宮永 咲」という女子高生が、
麻雀に対して複雑な感情を抱きながらもある決意をもって麻雀部に入部し、
麻雀を打つことの楽しさに目覚めていく物語だ。
同時に映画版で描かれた県大会へ向けてのトレーニングも描かれる。
1話約20分なので全4話見ると、
80分ほどの青春映画を観たような気持ちになり、こちらも大満足の出来。
花びらが舞い、雨が降り、とどめに女子の真正面カットと美しさで
彩られた第1話から始まり、コミュニケーションの場として橋を使ったり、
アルバイトする姿や合宿の話なんかも入ってきて、
映画版のみならずこちらも王道の青春モノ。
ストーリーの展開を一校のみに絞っているので、
人によってはこっちの方を気に入る人もいるかもしれない。
テレビで放送することを前提としているからか、
麻雀の専門用語が台詞として出てくると説明の字幕が入るし、
画を飽きさせないように画面分割で対局中の面々の顔を同時に見せたりと、
演出に工夫が感じられて好感を持った。

そんな訳で原作もアニメも触れていないくせに
この実写版『咲 -Saki-』を存分に楽しんだ。
なぜこんなに楽しめたのかというと、
やっぱり脚本やそれを活かした演出、そして役者が良かったからだと思う。
アイドルや若手女優が多くを占める作品ではあるが、
適材適所の配役になっていたのではないだろうか。
興味のある方はとりあえずドラマの1話から是非どうぞ。

『THE NEXT GENERATION パトレイバー』EP12「大いなる遺産」ディレクターズカットを観ました。

※ネタバレ注意
本記事にはタイトルに記載した作品の最初から最後まで
に対する印象が書かれています。
前情報を一切知りたくない方は読まない方が良いかもしれません。



タイトルが長いですね。
12月2日、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』全7章を詰め込んだ
DVD-BOXおよびBlu-ray-BOXが発売されました。
各章劇場公開時にソフト版が同日発売しながらも
「きっとBOXが出るはずだ……」と思いながら劇場に足を運んで
スクリーンで作品を観ていた自分としてはありがたい限りで、
もちろん購入させていただきました。

タイトルにあるEP12「大いなる遺産」のディレクターズカット版が
特典として収録されているというのも購入目的の1つですね。
ただこのEP12、章でいうと第7章だけはBlu-rayを買ってます。
筧利夫さんがカッコよかったので。筧さんはこのシリーズで好きな俳優になりました。
元々『踊る大捜査線』での新城管理官のような
怪しい雰囲気のヒール役が良いなぁとは思っていたのですが。

で、劇場で観た時の簡単な感想は以下に書いています。
一応完結したので『THE NEXT GENERATIONパトレイバー』の残りの話の感想を書く。
EP12は他の話と比べると本編時間が短いし(本編時間約30分)、
長編劇場版のシーンを使い回してたりしてあんまり評判は芳しく無いですが、
自分は嫌いではありませんでした。
なので「ディレクターズカット版も購入目的の1つ」とは書きましたが、
実はそんなに期待してなかったんですよね。
既存の映像に少し何かが追加されたぐらいだろうなぁと思ってました。
(ちなみにディレクターズカット版は約48分。18分ほどの増量ですね)

ところが! そもそも話の始まり方が違ってました。
劇場公開版は『機動警察パトレイバー』で
太田功演じる池水通洋さんのナレーションで劇場版2作目の
「幻のクーデター」について語られ、EP12が始まります。
しかしディレクターズカット版(以下、DC版)にはその「幻のクーデター」を
説明する下りは無く、シリーズの中の1話、といった感じで普通に始まります。
そこから整備班、特車二課が警視総監が倒れたという話を
ネタにした会話が繰り広げられます。
劇場公開版ではあまり出番が無かったんですけど、カットされてたんですね。
(『首都決戦』と『GRAY GHOST』みたいなもんですね)
話をしている内に話題がどんどん脱線していく、
グダグダなのに小気味良い会話は第1話を思い出しました。
泉野演じる真野恵里菜さんがゲームしながら
サラっと「バイアグラ」なんて単語を言った時には、
大田原と同じようにギョッとしましたね。
初代の泉だったら言ってないかも。どうだろう。

先述したようにDC版では特車二課と整備班の出番が増えてます。
ということはもちろんシゲさんや後藤田の出番も増えているのですが、
個人的にびっくりしたのは警備部・部長の海道と
その腰巾着である警備課長の宇野山の出番も増えていたことです。
よくよく考えてみれば警視総監が倒れて後継問題が浮上したら
彼らだって張り切る訳でして、劇場公開版にあった接待シーン後、
飯を食べながらどう二課を潰すかを思案するギャグ調の場面が追加されてます。
また飯か!」とツッコミたくなる人もいそうですが、
ここも1話との対比になってますね。
1話では犬のように大鍋に入れられた炒飯を食す特車二課が描かれてましたが、
12話DC版では高級そうな懐石料理を犬のように食べる部長課長コンビが観られます。
海道を演じる渡辺哲さんがマナーなんて知るか! と言わんばかりに
懐石料理を食べる姿はアレですね、ブルドッグを彷彿とさせましたよ。

あと第12話のメインどころともいえる後藤田と
「幻のクーデター」の首謀者である柘植の会話シーンにも少し追加がありました。
この会話シーンで後藤田は先代の後藤隊長に似ている、ということがより強調されます。
それによって「幻のクーデター」の回想が効果的に使われたように感じましたね。
聖書の言葉を暗唱する後藤田さんこと筧利夫さん、滅茶苦茶カッコいいです。
ここ、押井監督的には会心のシーンだったんではないでしょうか。

追加された各人の出番と会話を含めた12話DC版を見て感じたのは、
この回は全12話の最終回であると同時に長編劇場版と対になっているのでは、ということでした。
というのも、私には作中に登場する海道、宇野山、シゲさん、柘植、後藤田の五人が
長編劇場版に登場するカーシャ、泉野、高畑、南雲、後藤田の
役割と重ねられているように見えたからです。
顔の見えない柘植は南雲。
決意して彼らにとっての戦い=二課潰しに臨もうとする海道・宇野山は泉野とカーシャ。
後藤田を諭すシゲさんは高畑。
そしてただ一人舞台上で役者の変わらない後藤田。
このようにアクションの無い長編劇場版DC版の物語の一端を
おっさん達によって描いたのではないでしょうか。……なんて、考え過ぎかなぁ。

個人的に印象的なのはラストカットですね。
劇場公開版では後藤田が「嵐が来る……」と呟いて映るのが
劇場版の敵であるグレイゴーストなのですが、DC版ではその姿は出ません。
代わりに陸上自衛隊のヘリ3機が東京上空を飛ぶ映像が流れます。
このシーンは何かといえば、あくまで私の推測ですが、
姿の見えない消えたグレイゴーストを探す様子ではないでしょうか。
つまりこれこそが「嵐が来る前触れ」ですね。
長編劇場版で公安の高畑が
「グレイゴーストが消えた」という話をしてましたが、それを補完した形でしょうかね。
長編劇場版『GRAY GHOST』では先述した
それぞれの役割を担う役者が1人を除いて交代し、
最後の役者である灰原零が舞台に上った……と、自分は考えたりしました。

押井監督の演出はなが~い飯のシーンがあるかと思ったら
テンポ良い会話があったり、第3話『鉄拳アキラ』に
対抗するような文字演出があったりと、中々飽きさせませんでした。
見せ場となる後藤田と柘植のシーンはやっぱり最高です。
あと長編劇場版のシーン使い回しはありません。というか劇場公開版は
カットした分の穴埋めとして使ってたんですね。いやぁ、参ったなぁ。

長々と書きましたが12話DC版と長編劇場版DC版、
そしてこれまでの0話~11話を手中に収めたことで、
ようやく正式な形の『THE NEXT GENERATION パトレイバー』を観られるようになりました。
年末年始はこれで問題無しですね。……やること色々あって時間無さ気ですが。
本シリーズを観たことないけど興味のある方は
今回発売したシリーズBOXに収録された全12話+0話と
長編DC版こと『GRAY GHOST』を観た方が良いのですが、
これらを買い揃えるにはあまりにも値段が高いです。
いつか単体で発売orレンタルするか、CSかどこかで放送されることを祈ります。
個人的には『機動警察パトレイバー THE MOVIE2』→12話DC版→『GRAY GHOST』
の流れをオールナイト上映で劇場で観たいんですけどね。
あまりにもファン向けだから難しいかなぁ。


という訳で興味のある方は是非どうぞ。
プロフィール

ヤギメロ

Author:ヤギメロ
映画とか本とか、色々好きな者だす。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。