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新宿へ映画『プリデスティネーション』『幕が上がる』を観に行く。

・久々の新宿バルト9
最近は『THE NEXT GENERATION パトレイバー』を観る関係で
新宿ピカデリーの方に足を運んでいました。なので今回は久しぶりに新宿バルト9に。
「いつぶりかなぁ」と思い返してみると、知人と『インターステラー』を観に行った時以来でした。
そう考えるとそこまで久々ではない気もしますが、感覚的には「久しぶり!」という感じです。

ちなみにその『インターステラー』ですが個人的には
『トップをねらえ!』的な「地球と宇宙での時間のズレによるすれ違い」にしんみりしつつ、
序盤の前振りが意味を持ち始める後半で「これは……『サイン』だ!」と思いました。
一緒に観に行った方も同じ考えだったらしく、すっかり「ノーラン版『サイン』」というイメージです。
シャマラン監督作品は『アンブレイカブル』が一番好きですね。でもこの前『シックスセンス』の
小説版を読んだらとても良い作品でやっぱりこれも良い作品だったんだろうなぁと思いました。


・『プリディスティネーション』(公式サイトはこちら
大体SF小説原作の映画というと勝手に「フィリップ・k・ディック?」と考えてしまうのですが、
これはロバート・A・ハインラインですね。原作は『輪廻の蛇』というタイトルで翻訳されています。
この作品海外の映画レビューサイトだと好評価を得ており、公開前から期待していました。

で、実際観てその評価に納得。
物語の序盤でばら撒かれた要素が物語が進むにつれて回収され全ての謎が
明らかになる展開は観ていて気持ちが良かったです。
「きっとこういうことなんだろうなぁ」→「えっ」→「ええっ」→「えぇぇっ!」と
90分間驚きの推移が自分の中でどんどん上がっていきましたよ。
ただメインの登場人物が数少ないので勘が良い方はすぐに分かってしまうかもしれません。
でも初見で全部分かる人っているのでしょうか。どうなんでしょう。

ただ作品規模的に大作という訳ではないようで、
かなり室内のシーンが多かったです。ただその限られた空間で
主人公が飛ぶ過去の時代特有のものを描写しようと頑張っていました。
具体的にはテレビの画像の質感や音楽……他にもあるんでしょうか。

個人的に残念だったのはSFガジェットの要素ですかね。
主人公は時空を超える装置を持っているのですが、
それは「ギターケースに移動する時間の設定を行う装置が付いている」というもの。
そういう形にしているのは飛ぶ時代飛ぶ時代に違和感なく溶け込ませる為なのでしょうけど、
それでもその(恐らく色んなものが詰まっている)「ギターケース」の中身を見てみたかったです。

この映画のタイトル、意味は「宿命」とのことです。
観終わった後はこれのタイトルに「なるほどぉ」と思わされました。
考えまくって頭がグルグルするかと思いますが、1つに繋がった瞬間の爽快感は味わえるのでは。


・『幕が上がる』(公式サイトはこちら
ももいろクローバーZの5人が主演を務める本広克行監督作品です。
同名小説が原作で、ソフトカバー版を発売当時に買って読んでいました。
新任の女性教師に出会ったことをきっかけに「好きなのかもしれない」という気持ちで
やっていた演劇が「確かに好き」になり熱中していく高校生の青春を描いた小説で、
爽やかさがあった印象です。
その時は「規模が小さくても良いから映画化しないかなぁ」と思っていましたが、
こんなビッグバジェットで映画になるとは思いませんでした。

映画の方は原作の要素を取捨選択して物語を再構成した、という感じでした。
原作であった場面もあれば、オリジナルの部分もあり。
原作と完全に一緒という訳ではありません。しかし主人公達が所属する演劇部の
「何かに熱中してそれに無我夢中に取り組む姿」は
しっかりと切り取られており、原作の良さは大事にしているなぁと思いました。
稽古に真剣に励む演劇部女子達はまさに「青春」という言葉が似合います。
女子同士のキャッキャウフフも観られるのでそういうのが好きな方はたまらないかも。
個人的には青春の中で輝く情熱が一度「挫折」した元・演劇人たちの情熱を復活させるのが
物語の中で熱いポイントになっているなぁと思いました。変に叫ぶシーンが無かったのが好感触。

この映画の第二の主役といっていい存在が、
主人公達にとっての「演劇の神様」になる新任女性教師「吉岡先生」を演じる黒木華さん。
「平常時」と「舞台に立って演じる時」のスイッチの切り替えを見事に
「吉岡先生」として演技で表現しています。それが主要登場人物を演じる女子5人の
映画全体に渡る演技のスイッチすら切り替えたように思えました。

青春映画であると同時にアイドル映画にもなっているこの作品。
観ていて思い出したのは原田知世さん主演の『時をかける少女』だったなぁと。
ジャンルは全く違うんですけどムロツヨシさん演じる先生の立ち位置とかEDの映像とか、
色々と思い出すことが多かったです。ラストこっちに走ってくるところも。

ただ「部活モノとしての映画」的に観るのであれば、クライマックスの流れや演出は
「なんだかなぁ……」という気が。具体的にどことは書きませんが
「ドラマ的決着はそこでつきましたけど、映画的な収まりがついていないような……」と
思ったり。最近は『ゲキ×シネ』があるとはいえ「演劇」を映画として撮影するのは難しい、
というのは分かっているものの(何度か描かれる演劇の様子は同じような横ドリー長回しを使っていました)、
それでも「ちゃんとした形での『彼女達の集大成』」が観たかったです。無茶でもやって欲しかった。
というか無茶でも何でもそこを映し出すからこそEDの「走れ!」も輝くのではないのですか。
……なんて書いてみた自分はそんなにももクロのことは詳しくないんですけども。

他にも「BGM多いなぁ」「冒頭のあの人は笑ったけどカメオ出演はそんなにいるかなぁ」
「『ウィンタータイムマシンブルース』観たいなぁ」
「夢のシーンは絶対『ビューティフルドリーマー』だよなぁ」
「でも寺山修司的な障子倒れがあったなぁ」と良いところ悪いところありましたが、
良い感じの正統派青春映画だったと思います。


以上2作品、興味があれば是非どうぞ。原作も良ければどうぞ。


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