なぜ、私はアメコミを買うようになったんだろう?

アメコミ。アメリカンコミック。
海外の漫画。普通ならあまり手に取ることのない本。
私は、それを買っている。

きっかけは岡田斗司夫さんだった。
今ではそうでも無くなったけど、昔はこの方がやっていたネット配信番組を
よく見ていた(確かやっていたのはGyao)。
理由としては単純に、聞いてて話が面白かったから。
今は無き伝説の番組(といっても良いんじゃないだろうか?)
「BSアニメ夜話」で、笑いながら持論を展開する語り口も好きだった。

時は2009年。
岡田さんがやっていたネット番組で、そのアメコミの話題が出た。
タイトルは『WATCHMEN(ウォッチメン)』。
増刷に増刷を重ねて2015年現在では第14刷まで行った本は、
この年に発売された。
(といっても1998年に別の出版社で一度発売されているのだが)
その時期はザック・スナイダー監督による実写版の公開も控えていた。

岡田さんは、初版本で帯文を書いていた。
だから自身の番組で取り上げたんだと思う。
当時、私にとってアメコミは未知の分野だった。
前年に『ダークナイト』を観てその凄さに興奮していたものの、
登場するキャラクターについてはちょっとネットで調べるぐらいで
原典であるアメコミに手を伸ばすまでには至っていなかった。
なのに、どうして私はそれを欲しいと思ったのか。

正直岡田さんがどのように『WATCHMEN』を紹介していたのか、
細部までは忘れている。
だからその番組を見てなぜ買おうと思ったのか?
正確な理由は実は今でも思い出せていない。
確か「ヒーローが現実にいたらどうなるのか? を描いてる」みたいなことを
熱っぽく語っていたような違うような……。

ただ発売日当日は買う為に本屋に走ったのは覚えている。
当時アメコミ初心者だった私は、平積みされた『WATCHMEN』の分厚さに驚いた。
今ではそういうものだけではないとは知っているものの、
「これがアメコミか……」とその時は本を前にして慄いた。

初めて買ったアメコミは読むことさえも戸惑った。
日本の漫画は基本右綴じだから、その流れでページを開いてしまった。
カバーイラスト集の後に最初に見た本編は、
穏やかな日常と出版社のシーンだった。今考えると恐ろしいったらありゃしない。
その後にようやく左から読むものだと理解し、正式に読み始める。
それから、読む手は止まらなくなった。

一人のヒーローが死ぬことから始まるミステリアスな物語。
ロールシャッハの特異性と彼の素性を筆頭に、
かつてヒーローだった者達の秀逸な人物描写。
設定資料集並に密度の濃い、作中の過去の歴史を紐解くサイドストーリー。
1つの章を読み終える度に、その情報量に息を吐く。
「凄いものを読んでしまった」
全部を読み終えた時には感嘆した。

『WATCHMEN』の全てを理解したか? 
そういわれると胸を張って「当たり前だ」と言える自信は正直ない。
私よりも何十回、何百回と読み直した人の前には敵わない。
しかし『WATCHMEN』の面白さ、ずっと愛されている理由は理解出来た。
そう思えるくらいに確実に刺激的な読書体験だったのは間違いない。

それからしばらくして、実写映画版を字幕と吹き替えの両方で観た。
ロールシャッハの吹き替えがどハマリしていることに
イスから転げ落ちそうになった。
その頃から山路和弘さんという役者のことを知ったように思う
(その後にジェイソン・ステイサムの吹き替えといえば……! 
 ということを知った。そこでもそのハマり具合にびっくりした)。
映画版は映画版で好きになった。OPを観ていて胸が熱くなるくらいに。
ここまで書いた後にこのブログで検索を掛けたら、
観る前に実写版の出来に不安を感じている自分の記述があった。
昔の自分に、そこまで怖がる心配はないよ、と言ってあげたい。


とまぁ、どうしてこんなことを突然書いたかといいますと。
現在小学館集英社プロダクションにて
絶好調刊行中の『バットマン:ノーマンズ・ランド』がとんでもないくらいの分厚さで、
しかもそれが後2冊続くかもしれないと考えた時に(現在2巻まで発売)、
なんで自分はこれを買っているんだろう……」と
ふと思ったからです。それで色々と考えたことを流れのままに記録しました。
別にそう思ったからといって購入意欲が下がった訳では無く、全巻揃える所存ですが。

ちなみに本記事のタイトルを「アメコミにハマったんだろう」ではなく
「買うようになったんだろう」としたのは、
購入しているものにあまりにも偏りがあるからです。
基本『バットマン』。MARVEL系は『デッドプール』くらい、といった感じ。
まだまだ読んでいないものも多く、未熟者です。

2008年に『ダークナイト』鑑賞、2009年に『WATCHMEN』購入、
2010年にDVDで実写版鑑賞といった流れ。
これの次に買ったのは確か『バットマン イヤーワン/イヤーツー』だったでしょうか。
『WATCHMEN』を買っていたからこそ、『バットマン』の邦訳を買うのにも
そんなに足踏みしなかったのかなぁと思います。
という訳で『ノーマンズ・ランド 2』を読み進めたいと思います。
それでは。
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