『椿三十郎』を観る。

『椿三十郎』といえば、『七人の侍』などで有名な映画監督「黒澤明」監督の
代表作の一つです。主演は黒澤作品に数多く出演されている名優「三船敏郎」さん。
今まで黒澤監督の作品は上に挙げた『七人の侍』ぐらいしか観たことがありません。
ではなぜ観ようと思ったのか?
それは昔、この『椿三十郎』のリメイク作品を観たことが一つのきっかけになっています。

2007年に俳優「織田裕二」さん主演でこの映画はリメイクされました。
私はこれをテレビでやったのをたまたま観ました。
観終わった後「折角だしオリジナル版も観たいなぁ」とか思っていたのですが、
それから結構時間が経ち、ようやっと観たという訳です。
ずっと観なかったのは単に手に取ろうとしなかっただけです。スルーしていました……。

肝心の映画ですが、面白かったです。
2007年の方の尺は119分で、こちらは更に短い96分。ですがとても濃かったです。
三船さん演じる、自分のことを「椿三十郎」と名乗る流れ者の浪人がカッコいいです。
途中で登場人物の一人に「ギラギラしすぎている」と言われますが、まさにその通り。
風貌といいなにからなにまでギラついています。それでいて惹きつけられるというか。

私が凄いなと思ったのはやはり殺陣シーンです。
2007年の方は画面が三十郎の顔に寄り過ぎてて正直何やってるのか分からなかったんですが、
こちらは丁度良い感じに三十郎と彼とやり合う面々が映ってて、
凄まじい三十郎の剣術が観れます。仲間を助ける為に沢山の相手を斬っていくのは見物。

ラストの「室戸半兵衛」との決闘(といっても一瞬で決まりますが)は凄い。
画面から一秒足りとも目が離せません。余計な音が無いので、集中も出来ます。
そして勝負が決まったと共にやってくる壮絶な結末と流れるBGMで、私は息を吐きました。
日本映画史に残る名シーンと謂われるのが分かりました。

殺陣シーンだけではなくお話も面白いです。グイグイ引きこまれます。
三十郎が思いつく作戦、巨悪に立ち向かう若侍達同士の衝突や結束、どれも良いです。

モノクロ映画ではありますが、そんなことは関係無い良い映画だと思います。
観たことない方は是非どうぞ。
その後に2007年版を観ると、織田さんが三船さんの演技を頑張って真似てることが
分かります(それが良いか悪いかはともかく)。そちらも興味があれば。


『現金に体を張れ』とか、モノクロ映画二本も観たのか……。
椿三十郎 [Blu-ray]椿三十郎 [Blu-ray]
(2009/10/23)
三船敏郎、仲代達矢 他

商品詳細を見る

椿三十郎 通常盤 [DVD]椿三十郎 通常盤 [DVD]
(2008/05/23)
織田裕二、豊川悦司 他

商品詳細を見る
スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

Author:ヤギメロ
映画とか本とか、色々好きな者だす。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード