『ヒューゴの不思議な発明』を観に行く。

『ヒューゴの不思議な発明』を観に行きました。
先日行われたアカデミー賞では技術系の部門の最優秀賞を取ってましたね。

この映画は3D映画です。調べてみたら3D効果が良く出来ているらしいということを
知ったので、じゃあそれで観ようと3D版を観ました。
これで『アバター』『ヒックとドラゴン』『マイティ・ソー』『功殻』
に続いて5本目の3D映画ですねぇ。
公式サイトはこちら


以下伏字
その3D効果ですが、確かに良かったです。
まず3Dメガネを掛けても、そんなに画面が暗くなった感じがしませんでした。なので観やすいです。
3D効果というと何かが飛び出してくる感じのものが主ですが、
奥行きを感じさせるのも効果の一つです。
私は飛び出し系より奥行き系が好きです(どういうこっちゃ)。
その奥行き系がこの映画ではよくありました。
まずその奥行きを感じさせる良いシーンが映画の1番最初にあります。
またこの映画、物語の関係で度々サイレント映画が映画の中で流れます。
それにもたまに3D的な奥行きを感じます。なかなか新鮮です。

物語は、パリにある駅の中に隠れ住み、駅時計を直す仕事をする孤児「ヒューゴ」が主人公です。
彼は父親と2人で生活していましたが、火事によって父親が死んでしまい
叔父に引き取られ現在の状態になりました。
父親が死ぬ直前までヒューゴと一緒に直していた機械人形があるのですが、
それにまつわる謎をひょんなことから出会った少女「イザベル」と一緒に追究していきます。

この映画には登場人物の一人として、駅の中の玩具店主人「パパ・ジョルジュ」が出てきます。
彼は「ジョルジュ・メリエス」といって映画の創成期に活躍し、
世界初の職業映画監督といわれているそうです。
私も彼の名前と彼の作った作品は一つ知っています(その作品も重要な要素の一つです)。
なぜそんな彼がいまでは駅の中で玩具店の主人をやっているのか、一体彼に何があったのか。
それもこの映画の大事な軸になっています。

ヒューゴは父親を亡くしてからずっと駅の中に隠れ住んでいました。
彼を引き取った叔父は酒飲みなので頼りになりません。
親がいないことがバレると孤児院に連れて行かれてしまいます。
ですから隠れる必要があるのです。
機械人形の謎を追っていくうちに駅の外に出てイザベルと出会い、
父親を亡くしてから閉ざしていたヒューゴの心が少しずつ開けていくことが
物語のポイントの一つです。一体その果てに何があるのでしょう。
ヒューゴを演じるのは「エイサ・バターフィールド」君。
序盤辺りの心を閉ざしたスレた表情がとても良かったです。
イザベルは「クロエ・グレース・モレッツ」さんが演じています。
当たり前ですが『キック・アス』の頃より成長してましてねぇ、
本が好きで冒険に憧れる少女を好演していて、こちらも良かったです。
まあそういう訳で物語の舞台は駅と駅の外周辺辺りなので世界は狭いですね。
気にならないとは思いますが。

駅は色々な人が集まるところです。それを象徴するかのように
男女二組の恋愛模様も描かれています。
駅の中にある花屋の女性と駅の保安官とのやり取りは個人的に好きです。
しかしその駅の保安官、ヒューゴにとっては天敵です。
孤児だと分かったら有無をいわさず捕まえて孤児院に連れていこうとする人だからです。
けど彼にもそれなりの過去があることが終盤で分かるので、
基本悪い人は出てこないように思います。
映画の中の人間関係的な意味で、安心して観られると思います。

しかしこの映画の肝はなんといってもジョルジュ・メリエス関連です。
映画の歴史を作ったとされる彼がなぜ玩具屋の主人をやっているのか、
そしてどうやら自分の過去を嫌がっていて、それはどうしてなのか。
ジョルジュが映画と出会いそれに魅せられ、映画製作に情熱を傾けていく過去回想は、
観ていて正直ウルッときました。撮ったフィルムを切って繋げてという初期の編集方法なんか
なぜか観ていて「うわぁ~、なんか良い!」となりましたよ。なぜだろう。
映画製作に夢中になったジョルジュが、
彼のスタジオを見学にきた子ども(この子どもも大事な人物です)に言う台詞が
とても良い台詞です。
ジョルジュに常に寄り添っていた彼の妻「ママ・ジャンヌ」も良い味出してますよ。

ジョルジュの過去を追うために初期の映画史について
ヒューゴとイザベルが調べるシーンもなかなか面白いです。
上に書いたようにここら辺で色々なサイレント映画が流れます。
ちなみにサイレント映画で流れるシーンを、この作品では色々と再現してます。そこも面白いです。

伏字終了

家族で安心して観られる映画だと思います。
ヒューゴとイザベルの姿にホッコリしつつ、ジョルジュにウルッときつつ、
3D効果を味わう作品だと思います。
そしてなにより「やっぱりいつの時代も映画って、心躍るものなんだよなぁ」
って改めて認識させてくれました。
興味のある方是非どうぞ。出来れば3Dで。


次は『アーティスト』かなぁ。
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