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『テッド』を観に行きました。

あの熊のぬいぐるみで宣伝的な意味では人々に大きなインパクトは
残したであろう『テッド』(原題:Ted)。
予告やCMでもあったようにR-15指定なんですよね。つまり15歳未満は
観ちゃいけない作品。その触れ込み通り、過激な下ネタ多いですよ。
あのぬいぐるみの姿に「観に行きたい!」となって実際鑑賞して
呆然とした人は、果たしていたのでしょうか。

小さい頃、友達のいなかった「ジョン」に両親は熊のぬいぐるみを
クリスマスプレゼントとしてあげた。
「君と本当に話せたらいいのに……」
そのジョンの願いが通じて、ぬいぐるみに命が吹き込まれた!
それから数十年後、ジョンは成長し「テッド」も(心だけ)成長して
二人ともすっかりおっさんになっていた……。
そんな二人とジョンの彼女、三人の物語です。
公式サイトはこちら


「熊のぬいぐるみに命が灯る」というぶっ飛んだ設定なんですけど、
意外なことに映画の中で展開されるお話は現実でもありそうな身近な話なんですよ。
というのも、ジョンには広告会社に勤める恋人の「ロリー」がいて、
ジョンは彼女の家に一緒に住んでいるのです。テッドと一緒に。
付き合って4年になったある日、ロリーはジョンに言います。
「テッドと別れて」と。

この物語は大人になり切れないジョンが友情を取るか、
恋愛を取るかのどちらかで悩み苦しむ物語なのです。
ジョンはテッドとほぼずっと一緒にいて、ヤクをやったり酒を飲んだり
映画を観て楽しんでジョークを飛ばしあったりしています。
その二人の姿はもうこっちが微笑ましくなるぐらい観ているだけで楽しい。
しかし、そんな親友との関係を大事にし過ぎると一体どうなってしまうのか?
特殊な状況でありながら、描かれる結果は非常に生々しい……。
そういう物語の映画はよくあると思うんですけど、これはその「親友のポジション」が
人間からテッドに置き換えられた作品だと思うのです。
それによって身近でありそうな胃や心が痛くなるような問題を、
笑いをもって観ることが出来るようになっていると思います。

ジョンとテッドの喧嘩シーンなんてもし人間同士だったら本当に醜い争いで多分自分、
絶対観ていられないと思います……(ここのテッドと戦うアクションシーンは凝ってて最高!)。
 
一方の恋人のロリーもとっても寛容で良い子。「テッドと別れて欲しい」と言いつつも、
それはジョンにもうちょっと大人になって欲しいからと願っていることが
観ていて分かります。というか、映画のOPで三人仲良くやってるのを観ると
彼女も彼女でテッドのことは気にいってはいるのだろうと思ったんですよね。
そうでなきゃとっくにジョンと別れているだろうし、
もっとテッドと衝突しているのではないか、と。だからこそ歯がゆい関係、といいますか。

三人の関係がどうなるのかということと平行して、
度々作中でテッドを付け狙っていた怪しい親子がいたのですが、
とうとう彼らにテッドが拉致されてしまうのです。
果たして三人の関係性はどうなるのか、そしてテッドの運命は?
それって、どうなの? 二人にとっては良いことじゃん」と
なる人が出てくるかもしれない結果が待っているんですが(特に彼氏のいる女性)、
ジョン、ロリーの二人がちゃんと生きているキャラクターとして描かれているので、
私は全然良しと思いました。

ただこの映画を観て思ったのは、
どんなに仲が良くて一緒にいると楽しい友人だとしても、それなりの距離感を持って
付き合っていかなくちゃいけないんだな、ということでした。
もちろんそれは恋愛においても、あんまり彼女の方ばかり見ていると友人とも
疎遠になってしまう。要はバランスが大事ってことですね。
偉そうなこと書いてますけど。
   
また、テッドはジョンの友人であると同時に大好きな宝物でもあるんですよね。
けど大人になっていったら、いつまでも子どもの頃のように宝物を愛し続けることは
難しくなってきます。
でもその宝物を捨てるんじゃなくて、付き合い方を成長に応じて変えていくことが大切
なのではないかと感じました。

テッドは生きているし心も成長もします。
だからこれからも宝物として、そして友人として生きていくので
ただの「過去」ではなくジョンにとっての現在、未来になっていくのではないかと。

映画を彩る要素として挙げられることといえば、やっぱりテッドとギャグのオンパレードでしょう。
セス・マクファーレン監督自ら声とモーションキャプチャーによる動きを演じたテッドは
その容姿によって滅茶苦茶魅力的。
これが人間だったらそれこそもう目も当てられない気がします。
というか熊のぬいぐるみだから許される行為を映画の中じゃいっぱいやってます。
(例えば一緒に写真撮影しようとする女の子の胸を……)

そんな彼がジョンとロリーの為に頑張ろうとする姿は外見補正もあって凄く健気に見えます。
映画の中で時々着る衣装にも注目。ヨーダコスプレは悔しいですが可愛い。

そしてギャグ。過激な下ネタ、ブラックジョーク、『フラッシュ・ゴードン』を中心とした映画パロ。
とにかくそれのオンパレードで中盤までとことん笑わせてくれます。
映画の予告でテッドがレジ打ちの女の子に変なアピールするところありましたけど、
アレにはまだ続きがあります。そのカットされた部分はマジで下劣といっても過言ではないでしょう。

中盤以降はジョンとロリーの関係、拉致されたテッドの奪還にメインの話が
移っていってコメディパートも少なくなっていくので、そこら辺の話のスライドが上手いです。
まずとにかく笑わせてキャラに感情移入させ、泣かせて、最後にまた笑わせてくれます。
(個人的には携帯の着信音ネタで腹抱えて笑いました。
 他には全ての危機が去った後のテッドのブラック過ぎるジョーク)

カメオ出演も豪華です。どっかで観たことある人だな~と思って購入したパンフを読んで驚く。
どんだけ寛容なんでしょう。ノラ・ジョーンズも出てます。彼女による映画のOP最高です。

最初出ただけでぷっつり消えるジョンの両親の存在や
テッドのぬいぐるみとしての強度の問題等、細かい突っ込みや不満はあるんだけども
楽しく観れたから別に良いかなと思えました。
可愛いテッドとジョンのじゃれ合いを楽しめれば問題無しです。

ただやっぱりR-15なんで、そこは覚悟必要ですよ。
グロシーンは無いことも無いですが、大量出血ではないのでご安心を。


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